離散的週末2/離散しているのは自分?編

24日昼。阿寒の温泉で親戚の皆と久しぶりの再会。
阿寒は釧路から車で2時間くらいの温泉街。今までも良く家族で利用していたのだが、今回はとても素敵な再発見があった。
アイヌの伝統である。
我々道民以外の日本人に、アイヌのことがどのくらい知られているものなのか全く想像できないが、彼らは北海道や樺太の先住民族である。日本は間違っても単一民族ではない。詳しいことはwiki参照。僕も恥ずかしながら正確なことを説明できる自信が無いので。
ちなみに北海道の地名はほぼ全てアイヌ語を語源とする。北海道の地名が普通の漢字の読み方で読めないのはこのためである。混血が進むもアイヌの血を引く人たちは存在し、特に阿寒などの温泉街では土産屋として工芸品などを売っていたり、伝統の舞を披露したりと、その独特の文化は今なお継承されている。

夜の土産物屋とファサード

祭壇と店の明かりがきれい。気温5°C。
そういえばアイヌの木彫りはどこの家にもおいてある気がする。実家にもあった記憶がある。非常に精巧な技術を持ち、モチーフは人間だったり動物だったり独特のパターンだったり様々だが、自分の記憶のイメージでは流れるような動きのある表現が強烈に残っている。
昔から何気なく傍にあったはずなのに、この再会は強烈で、今では全然違うものに見える。指輪とかピアスとかも相当いい。阿寒に行ったら是非探してみてほしい。こんな素晴らしいものがあんなにひっそりとあるなんて…
金婚式は幸せいっぱいで幕を閉じた。言葉にはできない。あの時間と空間を共有した人たちの心にしっかりと刻まれていればそれでいい。じい、ばあ、これからも元気で。
偶然再会できた先輩やほんとに久しぶりに会いに行った昔の先生、家族、アイヌの土産屋のおにいさん。なんだかパンクしそうだな。ますます自分がわからなくなる。一体自分は何者で、何処にいるんだ(笑)何も整理できず統合できずにもう東京に帰ってきてしまった。つかめないままのリアリティ。また時間は流れる。さあ!どうしようか(笑)

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