離れていても

朝晩は冷え込むけれど、まだまだ暑いマドリッドです。
風邪がなんとなく完治しないまま長引き、ビザの手続きやなんやかんやで痛い目にあいつつも、グループ作業で議論したり、建築を見に行ったり、スペイン語の勉強をしたりと、こつこつやっております。宇治の整備計画ももちろんこつこつマドリッドで作業しているわけで。
出国前に宇治で行ったワークショップの様子が記事になっているので紹介します。

関心の低さ。そうですね、まだまだこれから。始まったばかりです。
今は文化的景観という文化財指定を受けての補助金利用、整備計画だけど、それだけだと、生活に密着した切実な課題に対して取り組むことがなかなか難しい。ここを入り口にして、宇治全体のurban designを視野に入れないと、そこへ位置づけないことには、この計画はほとんど意味をもたない。
そしてそれが新しい建築に、新しい都市空間の創造につながっているのだろうかと、自問自答を繰り返す。もちろん、ほんとに自問自答だと、プロジェクトは動かないのだけれど。
「自分はいつも初めての、やり方の決まっていないことに取り組んできた。だからそういう訓練を君たちは研究室でも積んできたはずだ。」と、最後の会で受け取った、師の言葉を思い出し、いいプロジェクトにしてやると誓う。

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