スイスパリロンドンからマドリッド着の寝る前の一文

マドリッドに帰ってきました。一時帰国して再入国してからすぐの三週間弱の長旅でした。スイスの後はパリで色んな人たちと出会うことができました。本当に面白かったし刺激になったなー。前回滞在で見落としたコルビジェ作品とかペレ作品とか教会を訪れたり、ちょっと郊外に足を延ばしてみたり、パリの歴史とか街の構造とか、そういうことも今回は結構みれたんじゃないだろうか。二回目のポンピドゥーに半日いたり、先輩にはルーブルのフランス・イタリア絵画のレクチャーをしてもらったり、ブールデルもみたし、しっかり美術めぐりもできて満足でした。パリはまだ何回も行くことになるでしょう。本当に楽しかった。色々と相手をしてくれた皆さんに感謝します。ほとんど毎晩飲み歩いて、ワクワクするような色んな話ができて本当に楽しかった。
パリ滞在をずるずる伸ばしてのロンドン入りは、若干の疲れがあったものの短時間で色々見れました。ちょっと時間と下調べ不足だったからまたそうちかな。テートでダミアンハースト展みてたらザハさんと一緒だった笑。これもまたよかった。
ロンドン市内は新しい建築と古くからの建築の関係がすごくダイナミックだった。というかそれを表現の主題にできてるものがよかった、OMAのとか。あの辺りの大きなボリュームの建物に囲まれながら毛細血管のように生きてるビルの谷間のようなストリートがすごく魅力的だった。ロンドンはいわゆるカントリーも良いと聞いていたけれども、今回はセンターだけ。
色んな話の中で、スペインにおけるマドリッドの位置づけというものも、問われることによって、自分でも整理ができてきました。
パリで、ひょんなことから見せていただけることになったリトグラフの工房では、モノの重量(というのはリトグラフに使う石板のことだが。こういうことも全部始めて知ったけれど)によって、色んな才能がこの空間に召還され続けているという事実と、連続した営みによって引き継がれてきた空間の豊かさと、長い時間をかけて滑らかになった金属製機械の、聞いたことのない楽器のような音色とに、目の醒めるような感動を覚えて、その空間に身を置くことで背筋が伸びました。この感じは忘れたくない。
またマドリッドで動きまわったら、次はドイツ近辺と北欧に行きたい。今回のインプットは膨大で強烈。

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