十勝ワイン ワイナリー / 池田ワイン城

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60年の歴史を持つ北海道池田町の町営ワイナリー、十勝ワインの拠点施設であるワイン城の改修。1976年竣工の施設は、グルジア共和国の首都トビシリ郊外にある山上レストランをモデルとし、製造機能とレストランの複合施設として十勝山脈を望む丘の上に建てられた。その風貌からワイン城の愛称で親しまれ、毎年25万人が訪れる観光施設となっている。
このたび設備長寿命化と耐震補強を機に、十勝ワインの魅力を発信する場として全面的にリニューアルする。樽熟成室とブランデー蒸留室を除く製造機能は既に隣接する新工場に移動していたので、空いたスペースを活かしてワインショップ、バー、ライブラリー、ミュージアムなどの機能を加えるとともに、閉鎖されていた正面玄関を開放するなど、来訪者がスムーズかつ印象的にワイナリーを見学できる動線を再構成した。
元製造室であった二層吹抜の大きな空間を広間と見立て、ワインや関連するチーズなどの地場食材を扱う店舗やテイスティングバーなどを含むメインの空間と位置づけた。そこでは円柱型の醸造タンクでくり抜かれた曲面の壁を、広間の長手いっぱいに配してコンシェルジュやワインショップ、バーなどを納めた。メリハリのある見学体験ができるように、ワイン、ブランデーの各製造スペースに明快なキャラクターを与え、各所に特徴的なバーを設えた。城と工場という、性質の異なる空間を注意深く縫合するようにして、十勝ワインの魅力を伝えるための空間として蘇らせた。
写真:阿野太一

基本設計・デザイン監修:宮城島崇人建築設計事務所
実施設計:山下設計


十勝ワイン ワイナリー / 池田ワイン城

60年の歴史を持つ北海道池田町の町営ワイナリー、十勝ワインの拠点施設であるワイン城の改修。1976年竣工の施設は、グルジア共和国の首都トビシリ郊外にある山上レストランをモデルとし、製造機能とレストランの複合施設として十勝山脈を望む丘の上に建てられた。その風貌からワイン城の愛称で親しまれ、毎年25万人が訪れる観光施設となっている。
このたび設備長寿命化と耐震補強を機に、十勝ワインの魅力を発信する場として全面的にリニューアルする。樽熟成室とブランデー蒸留室を除く製造機能は既に隣接する新工場に移動していたので、空いたスペースを活かしてワインショップ、バー、ライブラリー、ミュージアムなどの機能を加えるとともに、閉鎖されていた正面玄関を開放するなど、来訪者がスムーズかつ印象的にワイナリーを見学できる動線を再構成した。
元製造室であった二層吹抜の大きな空間を広間と見立て、ワインや関連するチーズなどの地場食材を扱う店舗やテイスティングバーなどを含むメインの空間と位置づけた。そこでは円柱型の醸造タンクでくり抜かれた曲面の壁を、広間の長手いっぱいに配してコンシェルジュやワインショップ、バーなどを納めた。メリハリのある見学体験ができるように、ワイン、ブランデーの各製造スペースに明快なキャラクターを与え、各所に特徴的なバーを設えた。城と工場という、性質の異なる空間を注意深く縫合するようにして、十勝ワインの魅力を伝えるための空間として蘇らせた。
写真:阿野太一

基本設計・デザイン監修:宮城島崇人建築設計事務所
実施設計:山下設計


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