白のコンパス/仁井田本家の道標
郡山の素朴な田園風景の中にある酒蔵仁井田本家のための道標。小さな建築が、大きな環境の中でどれだけ存在感を発揮できるかを考えた結果、この道標は風景のひとつになるべく、文字や矢印などの看板につきものの要素はすべて排し、小さな山門のように、建築そのもので道標になるようにした。一本柱に支えられ、矢印の代わりに屋根が大きく張り出すことで、進むべき方向を示している。屋根からは新たなシンボルであるカエル付きの家紋を吊り下げた。家紋は、仁井田本家産の厚さ5cmの松材を彫ってつくられている。自然の景観の中で目を引くように、白い塗装をかけた。家紋は、小さな庇の下で杉玉がぶら下がっているように見えなくもない。
白のコンパス/仁井田本家の道標
郡山の素朴な田園風景の中にある酒蔵仁井田本家のための道標。小さな建築が、大きな環境の中でどれだけ存在感を発揮できるかを考えた結果、この道標は風景のひとつになるべく、文字や矢印などの看板につきものの要素はすべて排し、小さな山門のように、建築そのもので道標になるようにした。一本柱に支えられ、矢印の代わりに屋根が大きく張り出すことで、進むべき方向を示している。屋根からは新たなシンボルであるカエル付きの家紋を吊り下げた。家紋は、仁井田本家産の厚さ5cmの松材を彫ってつくられている。自然の景観の中で目を引くように、白い塗装をかけた。家紋は、小さな庇の下で杉玉がぶら下がっているように見えなくもない。