パドックの家／牧場に建つ家 No.2
House along the paddock
新ひだか町にあるサラブレッド牧場の事務所兼住宅である。いつでも馬の様子がわかるように、牧場全体を見渡せるようにする必要がある。広大な環境に対して、小さな建築はどんな関係性を生み出せるのか。この建築は、コンパクトな内部空間のボリュームと、牧場での生活をサポートする2つの大きなポーチの3つの部分が同断面で連続し、牧場の中心となるパドックの緩やかなカーブに沿って建つ。限られた建設可能地のなかで、本厩舎に並んで建ち、パドックの中心性を強調することで、特徴的な牧場の環境に輪郭を与えるとともに、この環境における建ち方の規範を示そうとした。パドックに建築が沿うことによって、住宅スケールにおいて生じる、人間が感じる風景の広がりや、環境との連続感に与える影響は大きい。このように大きな環境のスケールを、生活のシークエンスや体験に組み込むことで、環境とのみずみずしい関係を築こうと試みた。
パドックの家／牧場に建つ家 No.2
House along the paddock
新ひだか町にあるサラブレッド牧場の事務所兼住宅である。いつでも馬の様子がわかるように、牧場全体を見渡せるようにする必要がある。広大な環境に対して、小さな建築はどんな関係性を生み出せるのか。この建築は、コンパクトな内部空間のボリュームと、牧場での生活をサポートする2つの大きなポーチの3つの部分が同断面で連続し、牧場の中心となるパドックの緩やかなカーブに沿って建つ。限られた建設可能地のなかで、本厩舎に並んで建ち、パドックの中心性を強調することで、特徴的な牧場の環境に輪郭を与えるとともに、この環境における建ち方の規範を示そうとした。パドックに建築が沿うことによって、住宅スケールにおいて生じる、人間が感じる風景の広がりや、環境との連続感に与える影響は大きい。このように大きな環境のスケールを、生活のシークエンスや体験に組み込むことで、環境とのみずみずしい関係を築こうと試みた。